準備の段階で9割が決まる

準備の段階で9割が決まる 2010年01月30日
私は今年の1月から学生時代以来、本当に久しぶりに
ラジオ英会話を聞き始めました。

聴いてみると、たった15分の短い時間ですが、ひとつの会話を
何度も耳にする構成になっており、重要フレーズは
他の言葉で言い換えてみる練習も入っています。
さらには、金曜日には月曜から木曜までの総復習が
できるようになっていて、その構成の素晴らしさを
日々実感しています。


私は、セミナーをするときに実感するのですが、
時間が短ければ短いほど、実は相当な準備が必要です。
何を言うか考えられることを全部出したあと、
次は何に焦点をあてるかを考えて、どんどん削っていきます。
焦点を絞らないと、伝わりにくいからです。

時間が長ければ、この絞り込む作業は楽になるので
構成しやすくなります。


そんなことを知ってるだけに、この15分という短い時間を
どのように構成すれば、英会話習得の勉強・練習になるのか
について、よくよく吟味されているのが伝わってきます。

そして、つなぎの先生たちの会話がウイットに富み、
その日の会話の言葉をうまく使っているところにも舌を巻く思いです。

もう、最初に聞いたときは、その素晴らしさに感動すら
覚えました。周到な準備を感じました。

プロフェッショナルであるとは、こういうことだ感じます。


かつてNHKのアナウンサーだった鈴木健二さんが、
「準備の段階で9割は終わっている。あとはその1割を
本番でやるだけです。」とおっしゃっていましたが、
人前でしゃべる経験をするとそれを実感します。


また、コーチングのセッションを本番として考えると、
自分の過ごし方そのものが全て準備につながっていることを感じます。


健康管理、時間管理、そして、どれだけ本を読み、
人間を観察し、自分自身に問いかけをしているか


淡々と続く毎日をどれくらい意識を高めて過ごし、また決めたことを
どれくらい続けられるか、ということだと感じます。


感動を与えてくれたNHKラジオ英会話の明るい遠山顕先生の
声を聞きながら、そんなことを感じつつ、1日15分の英会話の
時間を楽しんでいます。