仕事以外で愛のあるつながりを育む

昨日はNHKスペシャル無縁社会 無縁死3万2千人の衝撃」を
見て、途中であまりにも胸が痛くなり、最後まで見ることができませんでした。


現在、身元不明者や、遺骨を引き取る親族がいない方の孤独な無縁死が
年間わかっているだけで3万2千人。

大きな数です。


仕事、仕事の日々を送り、あまりの会社人間ぶりに奥さんにあいそをつかされ
子供たちとも会えなくなり、年若くして自ら老人ホームに入った男性。

「本当は孫たちに囲まれて暮らしたかった。」と涙していました。


「ずっと働きづくめで、親の看病介護もやっていたら結婚するときが
なかった。」という生涯未婚の女性。
お墓に一緒に入れて欲しいと願うぬいぐるみを大事にしていました。


普通に仕事をして頑張って生きている人たち。
けれど、仕事をやめたら、社会とのつながりがなくなり、
人知れず亡くなっていく。
遺骨を引き取る親族もいない。


なんて寂しいことだろうと感じます。



若いうちに、仕事以外での愛のあるつながりを育むことを
心がけていないと、他人ごとではないような気がします。


誰かのために役立つ自分でいること
愛されるよりもまず自分が誰かを愛すること、関わること
自分の楽しみも大事にし、楽しさや幸せを広げる人であること


このような意識を持ちながら生きることで、つながりは
育まれていくのではないかと思います。


独身者、子供のいない夫婦や同性愛者のカップルが増加する現代。
また、たとえ子供に恵まれた人たちであっても、家族以外の人たちとの
愛のあるつながりを若いうちから作っていくことは、
老後の不安を減らすこともさることながら、
生きる喜びにつながるのではないでしょうか。


老後も生き生きと生きていくには若いうちにどんなことを
心がける必要があるのか

誰もが一度考えるべき課題ではないかと思いました。