本気で生きるには順番がある

玉三郎さんがあまりにも素晴らしかったので、2日経った今も
時々玉三郎さんのことを考えてしまいます。


「今日一日を精一杯生きること、そして明日の舞台を
また演じられること、これだけを考えて生きている」

玉三郎さんがおっしゃっている訳が少しわかったような気が
してきました。

待っているお客様がいる、
玉三郎を目当てにワクワクしながら足を運んでくださるお客様がいる

それが玉三郎さんを本気にさせているんだろうなと思います。



自分ひとりのためだったら頑張れないことも、
誰かのためだったら頑張れる

という経験を私自身、今まで何度もしてきていています。

玉三郎さんのそれは、その対象の数がはるかに大きく
責任も伴っているので、もっと大きなものなのだろうなと感じます。
           

そして、さらに、すべての仕事には待っている人が
いるということにも気づきます。

すべての仕事は誰かの役に立っている、そして
沢山の待っている人がいると想像すればするほど
仕事の質があがるのではないか

先に沢山のお客様を想像して、お客様が待っていると思って本気で生きる
すると仕事の質が上がる、結果としてお客様が増える

そんな循環で考えるとわかりやすいのでは。


そういえば、苫米地さんも森田健さんも現在は結果で、原因は未来に
あると言われていました。

沢山のお客様、もし自身が教育者であれば自分が影響を与えうるであろう
生徒たちが、自分を待っていると思えば、

舞台役者でなくても、今日の仕事、明日の仕事を
今日の舞台、明日の舞台と考えれば、

本気レベルが上がるのでは?

とそんなことを考えていました。


本気で生きるには、まだ見ぬ沢山のお客様を先に想像する

この順番が必要ではないかというのが今日の私の結論です。



プロフェッショナルを5時間見続けても感じなかったことを
ライブでは短い時間に沢山のことを感じます。
そして余韻が続いています。

音楽も舞台もやっぱりライブがいいですね。
まだまだ余韻に酔いしれている今日この頃です。