選択の基準
何か物事を決めるとき、あなたは何を基準に選択しますか?
未成年の頃は親の意見を基本に考えたり、
大人になってからも、人の意見や、人目を基準にしたり、
正しいか正しくないのか、やれば利益になるのではないか
などを選択の理由にしていることは少なくないと思います。
私も随分と、このような選択基準で物事を決めてきたことがあります。
しかし、上記のような基準だと大抵はうまくいきませんでした。
そして、「あのとき、ああすればよかった。」と思ったことが
何度あることか・・・。
このような後悔の理由は、自分が心からやりたいと思ってやっていない
ことから発生します。
親や人の意見を基準にして選択し、うまく行かなかった場合は、
”あのときお父さんが執拗に○○にしなさい、と言ったからよ。”
と責任を自分以外の人に擦り付けてしまい、自分は被害者意識で
一杯になり、幸せから遠のいてしまいます。
しかし、人から反対され、損か得かと言われたらどちらかと言えば損かも
しれない、という場合でも、
自分が心から納得し、やりたい、ということを基準にして選択した結果で
あれば、自分でその結果に責任を持つことができます。
私が、沢山の後悔とともに学んだことは、
何かを決定する際、
まず自分が心からやりたいと思っているのか、それとも
義務感から、あるいは期待に応えようとしてやろうとしていることなのか
を充分に考える、ということでした。
急いで決めるのではなく、必ずこのワンクッションを置くようにすると
自分とつながった選択なのか、そうでない選択なのかが
見えてくるようになります。
もし、今、何かの選択で迷っている方がいれば、
急いで結論付けてしまう前に、充分、自分自身と対話して欲しいと思います。
本当にやりたいと思っていれば大丈夫。
しかし、何か本心ではないところから決めようとしているときは
要注意です。
決めてしまって、進んでしまってからでは、
大きなトラブルを作ることにもなりかねません。
是非、じっくりと自分の本心かどうかを見つめ、
選択の基準がどこにあるかを見つけてくださいね。