生きる喜びを引き出すインナーチャイルド

茂木健一郎さんの本が面白かったので、立て続けに
茂木さんの本ばかり4冊読みました。

英語でブログを書かれていたり、フランス語にも堪能らしく
原書でいろいろ読まれていたり、知識の深さ、経験の幅広さを感じ、
茂木さんも「知の巨人」のおひとりだと感じました。


ところが私が一貫して感じたのは、野山でチョウチョを追いかけていた
少年、健ちゃんです。

少年、健ちゃんがいまだにどの本にも脈打っていました。

興味がある、好奇心がある、だから読んでみる、聞いてみる、
話してみる、と一貫して、学びの楽しさがその背景にあります。



宮崎駿さんが映画について語る時にも、同じことを感じます。
目がきらきらしていて、少年の心をいまだに持っている、
育てているという感じがします。



内なる子供、インナーチャイルドと繋がっている大人は、素敵です。


翻って、自分のことを考えてみると、
私は子供の頃から、自分のワクワクを大事にしてこれなかったような
気がします。

父が厳しかったので、「お父さんに怒られないように。」というのが
私の行動基準になっていました。

おまけに長女で要領が悪い。
妹は、おねえちゃんの様子を見ていて、要領がよくなります。
怒られないようにしながら、ちゃんと自分のやりたいことをやってました。

私は、怒られないようにふるまういい子ちゃんで終わったような・・・・?



とはいえ、私にも、子供の頃、夢中になってやったものもあるはずと
考えてみると、粘土をこねたり、トーテムポールを彫ったり、
フェルトで手芸作品を作ったりするときは夢中でした。

大人になって、ちょっとだけやった陶芸も、先生から
「初心者とは思えない出来だよ。」とほめていただいたり。

私は、手を動かすことや美術系のことが好きなんだと思います。


今は、歌が好きだったことを思い出して、月に2回だけ
習っていますが、美術系のことは何もやっていないので、
もう少し時間のやりくりをして、また、陶芸か何かを
始めるといいのかもと、茂木さんの本を読みながら思いました。



インナーチャイルドがやりたがっていることを自由にさせて
あげる人の持つ馬力、魅力を感じたからです。


目をキラキラさせて、自分の大好きなことを夢中になって話せる大人って
かわいいし、魅力があります。
生きる喜びも感じます。


そして、その力が仕事にも反映されるのではないかと
茂木さんの本を読みながら感じました。