維新の時代を生きる

大河ドラマの影響からか、最近は龍馬に関する本や
明治維新のころを扱った本などを良く目にしますね。

そもそも明治維新とは、何だったのでしょうか?


Wikipediaによると、

明治維新(めいじいしん)は、江戸幕府に対する倒幕運動から、
明治政府による天皇親政体制の転換とそれに伴う一連の改革をいう。
その範囲は、中央官制・法制・宮廷・身分制・地方行政・金融・流通・
産業・経済・教育・外交・宗教政策など多岐に及び、日本をアジアで
最初の西洋的国家体制を有する近代国家へと変貌させた。」

とあります。


つまり、世の中が仕事や生活のあらゆる面で大きく変わったのですね。

そのような時代と今の時代に、共通するものがあるからこそ、
今、坂本龍馬なのではと感じます。


このように大きく世の中が変わる時代を生きる私たちに
とって大切な視点とは何でしょうか?


古い価値観から新しい価値観へと変わる時代。

個人でできることに落とし込むと、まずは自分がどんな価値観を持ち
どんな制限を自分に持っているのかを知ることではないかと思います。

そしてその価値観に「柔軟性」がないと、新しい価値観への拒否反応が
強くなります。


その「柔軟性」ですが、私は去年SIQコーチの認定を受け、
人の18の能力を検査し、フィードバックできるようになりましたが、
その18の能力の中に「柔軟性」が入っています。

今まで検査させていただいた方々と私自身に、実はこの「柔軟性」が
低いという共通項がありました。


そして、「私って柔軟性が低いんだ〜、へえ〜?」と意外に感じた、というのも
共通していました。

「柔軟性」が低いことすら感じないくらいに、認識できていないのは何故
でしょうか?

人への期待や、執着、こだわり、完璧主義などが、「柔軟性」を低くしてしまい
ますが、これらは自分自身でもあまり自覚できない思い込みの部分が多いのです。
だから自分ではなかなか気付けません。


では、柔軟性を高くするにはどうしたらいいか?

いろんな方法を考えました。


1) レッテルを貼らずに、聞く、知ろうとする

「ああ、知ってる、知ってる」そう思ってしまうと新しいものが吸収
できません。

「ああ、その人はそんな人だから。」そう思ってしまうと、その人に
対する未知の部分は何も知ることができません。

レッテルを貼らずに、「私は何も知らない」を前提に、話を聞く、記事を読む。
そんな姿勢を持ちたいと思います。

そうやってアンテナをたてていると、自分と全く違う価値観で生きている
人たちの良さをキャッチして、自分をガチガチにしている価値観に柔軟性が
出てきます。


2)自分をとどめようとしているものをキャッチし、勇気を出す

何かをしようとするときに自分を制限するもの、抑制するものを
見逃さないでちゃんと見るようにします。

例えば、何か大事なことを表現しようとするときについ口をつぐんで
しまう

これは、傷つくのを怖れていることが原因かもしれません。
怖れのあまり発言しないという状態を続けていくのと、
勇気を出して発言していくのとの未来の差を想像し、勇気を出すように
します。

やってみると、「なあんだ。自分にもやれる。」「もっといろいろと
発言しよう。」と、柔軟になれます。

発言だけではありません。自分を制限しているものであれば全てに対して
同じことが言えます。勇気をもつことで柔軟性が開かれます。


3)自分のことを笑う

失敗をしたとき、自分を笑ってみる。
「ドジなやつだなあ、アハハ。」

最初はできなくても努めてやっていると、次第に自分をまるで他人のことの
ように見る客観性が生まれてきて、「私ってこんなこだわりがあって
自分をガチガチにしてたんだなあ。」と気付けます。




●「柔軟性」を高め、新しい価値観にも対応できる、
新しい価値観を楽しめる自分になる


時代はどんどん変わります。

もう百科事典はいらなくなりました。ネット上で何でも調べることが
できるようになりました。パソコンもいらなくなるのでは?と
思うくらいに小型の電子機器が発達してきました。

今まで商売できていたものでは今後商売ができなくなるかもしれません。
けれど、同時に新しい商売が生まれます。

お金だけを頼りにして生きていると、ひとたび大きな金融恐慌が
あった時、何を頼りにして生きていくのでしょうか?


自分が何にしがみついているのか
手放せるか
新しいものをどれくらい興味を持って知ろうとしているか
今、時代はどんな方向性に動こうとしているのか


そんなことをいつも自分に問いかけながら、生きていくことが
大事な時代に入ってきているような気がします。